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数学・物理・英語などを指導して15年目の個人契約の家庭教師です。川口市(旧鳩ヶ谷市)在住です。

高校物理の公式導出が学べる参考書(物理基礎早わかり一問一答)

高校の物理は公式を覚えて、それを当てはめて解くというやり方では全くできるようにならない科目です。数学の場合には公式を覚えて代入するだけの問題というものもありますが、物理は現象をイメージした上で、式を自分で立てられるようにする必要があります。

物理現象のイメージを分かりやすく説明した参考書は有名なものが数多く出版されていますので、ここでは、少し変わった物理の一問一答の問題集を紹介します。

それが、「物理基礎 早わかり一問一答(中経出版)」と 「物理 早わかり一問一答(中経出版)」です。

特長

  • 一問一答形式でありながら、用語の定義と公式の導出問題が数多く掲載されている。例えば、「変位とは何か」だけで2ページ6題を使って説明されている。
  • 駿台の先生が書かれているので、生徒の間違えやすいポイントが吹き出しでコメントされている。
  • 微積での説明より図やグラフでの説明に重きをおきつつ、単振動や電磁誘導などでは、「数Ⅲを学習した人向け」と言って微積での導出も一部されている。
  • 物理基礎と物理で分冊になっているので、学校の進度に合わせて学習を進めやすい。
  • Kindle版もあり、スマートフォンなどでいつでも公式の導出が確認できる。

 イマイチな点

  • 講義系参考書のように詳しく解説されているわけではない。
  • 物理基礎でもベクトルを用いて説明しているので、初学者には難しい箇所もある。 

 この参考書がオススメなひと

一つの分野(例えば力学)を一通り学習した人が、知識を整理するのに適しています。今まで、公式の導出を問題形式で解いてみたい場合には、「体系物理(教学社)」を使っていたのですが、難しい問題の解説が少なく挫折しやすい、という問題がありました。その点、この早わかりは一問一答なのに、かゆいところに手が届いていて、自学自習にも向いていると思います。

 

以上、ご参考になれば幸いです。