高校受験の基礎固めに最適!(とってもやさしい社会)
埼玉県公立高校入試の社会の勉強で最も大切なことは、教科書を隅々まで学習することです。ですが、社会がよほど好きな人でないと地理・歴史・公民の3冊の内容をすべて把握することは難しいと思います。
とってもやさしい社会(中学歴史・中学地理・中学公民)は、教科書をざっくり読んだあとに知識を整理・暗記するのに適しています。
実際の指導でもこれらの教材を使用しています。
地理・歴史・公民が1冊にまとまっている受験用の問題集ですと、問題が少なすぎて知識が網羅出来ないですし、かと言って3冊に分かれている教材は、細かい用語の知識を問う問題が多すぎるように感じます。
本シリーズは3分冊ではありますが細かすぎることはなく、入試で問われる重要事項をうまく整理してあると思います。
特長
- 1単元4ページ構成でレイアウトが見やすい。
- 地理なら地図、歴史なら年表、公民なら図解をメインにして知識が整理されている。重要用語は赤シートで暗記できる。
- 「つながるキーワード」で、単発の暗記にならないように工夫されている。
- 「Q&Aコーナー」「知っているといい話」のコーナーから、埼玉県の入試でよく出題されている。「太閤検地は何のために行われたの?」など
- 問題の答えがすぐ右ページにあり、答え合わせがしやすい。
イマイチな点
- 教科書の太字の用語でも抜けているものがある。←紙面にゆとりがあるので自分で書き込んでいくことができ、かえっていい感じになる(プラス思考)
- 問題が少ないので、定期テスト対策には物足りない。←社会な苦手な生徒が最低限の知識を覚えるのには良い
類書で人気のある「中学歴史をひとつひとつわかりやすく」よりも情報量が多く、公立高校の入試の基礎固めには十分だと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。