高校入学までの先取り学習にオススメ~「沖田の数学Ⅰ・Aをはじめからていねいに」
埼玉県では公立高校入試の合格発表が終わり、地元川口市では明日、中学校の卒業式が行われる。
個人的には、高校入学までの期間は学校の勉強から離れて色々なことを学んだほうがいいと思う。
ただ喜びもつかの間、進学先の高校からたくさんの宿題をもらった生徒も多いはず。
想像で申し訳ないが、数学に関しては、展開、因数分解、平方根、二次方程式といった中3の計算の復習が多いと予想できる。
これは、高校の数学Ⅰという科目が上記とほぼ同じ順番になっているためである。
高校としては、入学までに中学範囲の計算は完璧に出来る状態しておいてほしい、と思うのも分かる。
中学校の復習だけではつまらない、高校数学の先取りもしておきたいという意欲的な生徒には、下記の参考書が独学しやすいのではないかと思う。
沖田の数学I・Aをはじめからていねいに 数と式 集合と論証 2次関数編 (東進ブックス 大学受験 名人の授業)
- 作者: 沖田一希
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2014/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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上記シリーズは高1で学ぶ数学Ⅰ+Aを3分冊にしたうちの最初の1冊。350ページと多いが、講義調の参考書なので、問題数はそれほど多くない。
中学範囲の復習をしながら読み進められるので、今まで新しいことはすべて塾や学校での説明から教わってきたという生徒が、自分で書物から学び取るいう最初の練習に適しているだろう。
高校では自分で予習をする、ということが当たり前にできないといけないので、その練習にもなる。
とはいえ、高校からそれなりの課題が出ているのであれば、この貴重な期間位は、読書や旅行をしたり、スマホ依存症にならないようなネットリテラシーを学んだりしたほうがいいと思う。(言うのは簡単だが最後のが一番難しい。)