中学生から大学受験まで使える紙の英和辞典「ライトハウス英和辞典」
英和辞典といえば、中学生向けではジュニア・アンカー英和辞典、高校生向けでは、
ジーニアス英和辞典が推奨されることが多い。もっとも、高校生の場合はジーニアスが入っている電子辞書が学校で指定されることが多い。
ただ、自分は英語を指導することになった場合、ライトハウス英和辞典を生徒に奨めている。
自分自身はまずライトハウスを引いた後、紙のジーニアスかウィズダムのアプリでも確認するようにしている。
ライトハウスは第6版が最新だが、個人的には 第4版が一番見やすいと思う。
(自分が使い慣れているので、そう感じるのも当然かもしれないけど)
黒とピンクの2色刷りで、初めのうちは「ピンクがキツイかな」と感じたが慣れたらとても見やすい。
中学校で習う単語はピンクで大きく表示されているので、中学生でも使えるとおもう。
自分の指導では文法より前に第3文型までを徹底的に理解してもらうので、この辞書との相性が良い。
動詞の文型表示がとても分かりやすい。
I saw her walking alone along the street<V+O+C(現分)>
という具合に表示されている。
形容詞は、主に補語Cで使うものには「述語」、主に名詞修飾で使うものには「限定」といった表示があって分かりやすい。
そこでこの第4版の中古でいい状態のものを普段から集めていて、生徒に渡すようにしている。大学受験までずっと使えるのがよい。
高校生には、全く未知の難しい単語を引くのは電子辞書でも良いが、
「知っている単語ほど、紙の辞書を引いて、語法の説明を読め」
と口うるさく言っている。電子辞書で語法の説明を読むことはしなさそうだから。
それでも、生徒の辞書はきれいなままであるのが悲しい。
辞書は使い込むと、1枚1枚が簡単にめくれるようになり、そこまで行けば引くのが苦でなくなる。生徒の辞書をその状態にするのが、ひとつの目標である。
ちなみに、ライトハウスは初版も持っている。こちらは黒一色だが、サイズが中学生用の辞書より少し大きいくらいで、手の小さな私でも片手でめくることができる。
新語は増やさなくてもいいので、ライトハウス初版並の手のひらサイズの大学受験用英和辞典が色々出てきてくれるとありがたい。