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数学・物理・英語などを指導して15年目の個人契約の家庭教師です。川口市(旧鳩ヶ谷市)在住です。

公式の意味が分かる算数エッセイ~「いやでも楽しめる算数」(清水義範著)

いやでも楽しめる算数

いやでも楽しめる算数

 

 本を引っ張り出してきて確認したら2005年発行のものだったので、今の仕事を始める何年も前に買っていたようだ。

その時は家庭教師になることは全く想像していなかったのだが、算数・数学に関する読み物は趣味で結構読んでいた。

今、改めてパラパラと読み返してみると、指導に役立つことも結構あって面白い。

例えば、割り算の意味。等分除、包含除という用語は使っていないが、割り算には2つの意味があることが書かれている。

別の章でも、「割り算とは1がいくつかを求める計算である」というようなことが書かれている。これを読んだのがきっかけで、単位あたりの大きさと割合のもとにする量の計算は実質同じことであることを何とか小中学生に教えられないかを考えるようになった。

この本は算数が嫌いではなかった大人が楽しむためものであり、大人の数学アレルギーを治す効果は薄いように思う。

数学が好きな中学生・高校生には雑学本としておすすめできる。