生徒の保護者の方に助けられている日々です。
家庭教師としてやってはいけないミスをなかなか無くすことができない。
それは、生徒さんの持ち物を誤って持ち帰ってしまうことと、自分の持ち物を置き忘れてしまうことである。特に問題集の解答を自分のものと勘違いして持ち帰ってしまうことが多い。(名前や蛍光マーカーなりで間違えないようにはしているのだけど)
昨日は手帳を中3の女子生徒の机に置き忘れてしまった。(さすがに手帳をわすれたのは初めてだけど、何の弁解にもならない。)
公共機関だけでは行けないお宅だったので逡巡していたが、取り急ぎお電話して状況をお話した。
その生徒の最寄駅からタクシーで伺うことを申し出たところ、お母さまが、「明日、所用で埼玉高速鉄道に乗って帰りに◯◯駅(私の最寄り駅)で降りますよ。どこで待ち合せればいいですか?」と言って下さった。
思わず、「ありがとうございます!駅のホームまで参ります。」とそのご好意に甘えてしまった。
それで、お昼ごろ無事に手帳を受け取ることができた。何度も謝る自分に「ついでだから気にしないでください」と笑っていらしたけど、お母さまは半日以上、自分の手帳を持ったまま出かけていたわけだから、本当に申し訳ないことをしたと思う。
また、その生徒の第一志望の私立高校の発表が偶然にも今日であり、先ほど生徒本人から、合格の電話をもらった。推薦とはいえ、合格が確実に保証されてはいない難関校だったので、とにかくホッとした。
生徒のお母さま→私の手帳を、わざわざ近くの駅まで届けて下さる
生徒→携帯に電話で直接合格を知らせてくれる
私→情けなさと嬉しさで半泣き状態
ということで、今このブログを書いている。
「帰る時、カバンの中を確認してましたよねえ~」とお母さまから鋭いツッコミも。
そう、このようなことは今回が初めてではないので、帰る時、カバンの中を念入りにチェックしている。昨日は(も)生徒の持ち物が誤って入っていないかどうかばかり気にしていて、自分の荷物をチェックする意識がなかった。全く自分でもあきれる。
受験は今日の発表で無事終了したが、ありがたいことに3月末までは、高校数学の準備をやってください、と頼まれている。
今回助けられた分は、残りの指導でお返ししていく思いを強くした。