「しじまか」で覚える月の満ち欠けと見え方~小6・中3理科手書きメモ
先週の恒星の星の動きに続き、今回は月の満ち欠けについてです。
塾講師時代、中学受験生向けに作った板書のメモの一部です。
プリントの左上にある「しじまか」の表を覚えれば、どの月が何時頃どの方向あるのかを知ることができます。
<書き方>
1.縦にし(新月)、じ(上弦の月)、ま(満月)、か(下弦の月)と書く。
2.横に東出、南中、西入と書く。
3.「し」と「東出」の交わる所に6と書く。(新月は太陽と同じ方向にあるから6時に東から昇ってくると考えれば分かりやすい)
4.後はプリントのとおり、6時間ずつずらした数字を埋めて完成
<使い方>
Q1.上弦の月が西に沈むのは何時頃?
→「じ」と「西入」の交わった所をみる
→24時(午前0時)頃
Q2.明け方の南の空に見えるのはどんな月か?
→6時に南中の交わった所を探し、左側を見る
→下弦の月
といった具合です。
南東と南西もそれぞれ、3時間ずらせば分かりますね。
実際に月を毎日1分でも観測すれば、同じ場所に来るのが50分位遅れながら満ちていくのが分かります。(上弦の月の場合)
本日、埼玉県はあいにくの雪で月は見えませんが、この時期は晴天が多いので、晴れている日は休憩がてら月を眺めてほしいものです。
ちなみに本日1月30日は上弦の月と満月の間ですから、夕方から夜遅くまで観測できるチャンスです。2月4日が満月です。
また、月の満ち欠けは太陽、地球、月の位置関係で決まるので、上のプリントのような観測者から見た月の動きだけでなく、
のような図でも理解できればいいですね。(落書きレベルでスミマセン)
ただこの図はイメージが難しいので、まずは「しじまか」の表で答えだけ出せるようにするのもありかなと思います。