似た参考書をやると記憶の干渉が起こる~Duo3.0と最重要構文540
TOEIC対策でも有名な単語帳DUO 3.0だが、大学受験の英語にどのくらい有用なのか自分で人体実験を行うべく、1年ほど前から560個の例文暗記を続けている。
日本語を見て瞬時に英文を言うこと、また百人一首のように英文の初めの数単語だけをみて続きを言うこと、この2つは9割ほどの正解率で安定している。(裏返すといくらやっても9割から上がらない)
ある参考書が9割マスターできたら、無理に100%を目指さず他の参考書に移り、それをある程度こなしてからまた元の参考書に戻ると、残りの1割がマスターできる、というような記事を以前ネットで読んだのを思い出した。
ちょうど一貫校高1の生徒に例文集を選んでいて、この生徒にDUOは合わないと思い、
入試英語最重要構文540を使い始めた。自分も生徒に出す課題に併せて週に30例文ずつ瞬間英作文ができるように覚え始めた。
DUOより簡単なはずなのに、これがなかなか覚えられない。確かにDUOほど面白い例文がないからなのかもしれないが何か違う。
DUOで覚えたフレーズが出てくると、無意識にそれが脳裏に浮かび、暗唱を妨げているのが自覚できる。これがいわゆる記憶の干渉というものなのだろうか。
数学では、ひとつの問題をいろいろな参考書で学習すると知識が立体的に身についていく感覚が得られるのであるが。
生徒の方は、毎週30の例文をほぼ完璧に瞬間英作できていていい感じなので、このまま続けるが、自分はどうしようか思案中である。
自分自身は暗記せず、英作文の問題を解くのにどう活用すべきかなどの教材研究に専念するという方向に逃げようとしている。
2冊で1100の例文暗唱はキツイです。
あと、540のほうはCDの日本語の女性の声がちょっと萌え系?のような感じなのだが、日本語が入っていると時間がかかるので、自分にはない方が良かった。
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