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数学・物理・英語などを指導して15年目の個人契約の家庭教師です。川口市(旧鳩ヶ谷市)在住です。

何のために勉強をするのか~「手紙屋 蛍雪編」(喜多川泰著)~センター試験当日に

手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜

手紙屋 蛍雪篇〜私の受験勉強を変えた十通の手紙〜

 

 

この本の主人公は高校生だが、読みやすいので中学生にもおすすめ。自分が今までこの本を紹介したのも中学生だけである。もちろん、高校生にもピッタリの内容だけれども、指導中の高校生には特に必要はないかな、という感じで今のところ紹介はしていない。もっとも、高校生は自分の意思で家庭教師をつけている場合が多いので当然ではあるが。

家庭教師の指導の中で、なぜ勉強するのか、といった話をすることはほとんどない。物理的に話す時間がないというのもあるが、勉強の意味を大人が説くことで生徒がやる気を出してくれるという期待をあまりしていないからである。

だからといって、この手の本をキレイ事だと批判するつもりはなく、むしろ、自分の

口からは言いにくいことを本に語ってもらうことで、生徒に間接的に伝われば良いと思って紹介している。

この小説は手紙屋という謎の人物と高校生との文通という形で話が進む。

勉強することの意味は小説の最後に明らかになるので、主人公と一緒に答えを考えながら読み進めると面白いと思う。

また、この本には手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~という前作がある。こちらは就活中の大学生の話だが、これら2冊は互いに関連しているので、保護者の方は両方読んでみると楽しめると思う。自分は螢雪編の方を先に読んだが、前作も十分楽しめた。

 

明日は、センター試験を頑張って解きます。