高校入試英語の直前対策に！鳩の家庭教師が使っている参考書のご紹介
中３の生徒に使い始めて約一ヶ月、ちょうど一周と間違い直しが完了。私立の入試までにもう一周してもらうよう指導した。
この問題集は文法項目別に１５の単元に分かれており、１つの単元が４ページ、最後に４回分の入試実戦テストが付いているという、一見するとよくある直前対策本に見える。だが中を見ると、
第１回「主語と動詞」文の主語はいつも文頭にくるとは限らない！
第２回「文の構造」There is~.の直後にくる語句が主語になる！
第５回「接続詞・前置詞」文が前置詞で始まっていたら、どこから主語が始まるかを見極めよう！
などのように、大学受験の英文解釈本のような解説が特徴的である。
問題自体は、空欄補充、適語選択、並び替え、英作文というオーソドックスなものだが、解説が品詞と働きを意識したものになっている。そのため、公立の中学生には解説が難しく感じられると思う。
自分は英語の指導をする場合、小学生であっても品詞と働き、第３文型までをまず徹底しているため、この問題集は自分の指導スタイルによく合う。だが、この中３の生徒には数学だけを指導してきたので、公立中で学年１桁だけれども「問題は解けるけど解説が難しい」と言って、解説の解説？ばかりをすることになった。
一方、この本の存在を知ったのが先月だったため、中１から英語を指導してきた中３の生徒に使ってもらうことができなかったのが残念である。英語の成績上がったから良かったけど。
この本は高校に合格してからやってもらおうかな。
このような特徴から、中３生だけでなく、英語が苦手な高校生にもおすすめできる。
その他、付録のミニ本には、長文のテーマ別の単語集、約２００個の重要例文、６回分のリスニングテストが収められている。重要例文のCD音声は英語のみでポーズがあり、リピーティングしやすい。これで８００円を切っているのでコスパが高い教材だ。
